現在、就職ではなく大学院へ進学する学部生が増えており、その傾向は今や文理を問わない。東大でも、46%の学部生が院進学を希望している(03年度学生生活実態調査)。
ビジネススクール講師で企業との交流の深い著者は、企業も専門的な知識を持つ院卒生に注目しつつあると分析する一方、企業内には院卒生がコミュニケーション能力や思考力が未熟だという評価もあることを紹介。その理由を、これらを伸ばさない日本の教育制度や企業の風潮にあると指摘する。本書では、こうした問題に対し、効果的なプレゼンセーションや会議の進行をするための心構えから事前準備の方法、論理的な思考方法まで説明している。
本書の対象は院生だが、こうした能力が社会で必要なことは大学生も同じだ。まして東大という学歴も関係ない。本書から学生時代の学びが知識の獲得だけではいけないということを読み取れるはずだ。
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