
多比良和誠教授(工学系研究科)と川崎広明助手(同)が信頼性のない論文を多数発表していた問題で、東大は12月27日、「論文作成の際に捏造があったとは立証できない」とするも「東大の名誉・信用を著しく傷つけた」として、2人を懲戒解雇した。研究不正を理由とする懲戒処分は、東大では初めて。最も重い処分を課すことで、研究不正への厳しい姿勢を示したかたちだ。これに対し、多比良教授の代理人弁護士は同日、「実験担当でない多比良教授を懲戒解雇するのは、法的に明らかに不当」などとコメント。今後は主に、多比良教授が負うべき責任の範囲が、法廷で争われることになりそうだ。