2010年7月27日号 - 企画

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消えた海洋民族の謎を追う 北海文化研究常呂実習施設@北海道サロマ湖畔 北海道一万年の歴史を発掘

北海道の最果てにまで、東大の施設はある。オホーツク海沿岸、サロマ湖のほとりにある考古学の研究・実習施設、人文社会系研究科附属北海文化研究常呂(ところ)実習施設(北見市常呂町)だ。付近一帯は旧石器時代から人類が住み、幅広い時代の遺物が狭い範囲に密集している。

北海道北東部のオホーツク海沿岸。最寄りの女満別空港へは羽田空港から1時間半ほどのフライトで、1日5往復が設定されている。空港から車で1時間弱、オホーツク国道を走り抜け、北海道道に入ると、雑木林や草原が両脇に広がる。ここが国の史跡・常呂遺跡だ。常呂遺跡は、3~4㌔にわたり2千カ所以上の竪穴住居が分布し、1600件あまりある国の史跡の一つに指定されている。旧石器時代から1万年以上にわたり絶え間なく人が住み続け、異なる時代の遺跡が隣り合うように分布しているのが特徴だ。さらに進むと、視界は開けサロマ湖が見えてくる。湖畔のリゾートホテルの反対側に「東京大学常呂研究室」という青い看板が立っていた。看板に従い脇道に入り、森の中の坂道を縫っていくと、赤い三角屋根の建物が姿を現す。ここが、人文社会系研究科附属北海文化研究常呂実習施設。人文社会系研究科では唯一の学外施設となる。



本記事は10年7月27日発行号の3面に掲載されました。本文が掲載された紙面をご購入になりたい方は、以下の連絡先にお問い合わせください。
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