編集部員はまず、ニュース面、学術面、文化面のうちどこかに所属し、主にはその面での仕事をこなします。また人によっては自分の得意分野を生かしてさまざまな「部門」にも所属し、専門性の高い仕事をしています。
今、東大で何が起きているのか――迅速な取材と膨大な情報の蓄積がニュース面の特徴。扱う内容は、学生の国際交流やスポーツの戦績から教授の研究成果まで幅広く、時にはどこのメディアも嗅ぎつけることのできない情報を発信しています。また、あるテーマに関して長期的に東大の動きを追う報道記事を書くことで、批判的なものの見方や効果的な表現の仕方を身に付けることが可能です。
ニュースを書くのに必要なのは、観察力と行動力だと思います。普段何気なく通り過ぎている掲示板に見慣れないポスターが貼ってあった。授業中にぼそっと教授がつぶやいた。そういうところにはニュースの種が山ほど隠れています。注意深く観察して、「あれ、これはおかしい」と思ったら、すぐに電話確認など調査をしてみる、というのが望ましい姿勢です。
僕たちは報道記者。記者会見で鋭く疑問を投げ掛ける。事件の現場に駆け付け関係者から辛抱強く話を聞く。報道を裏付けるための事実を確認する作業も怠れない。事実を正確に、客観的に報道しなければならない責任の重い仕事ではあるけど、東大や社会の問題を追跡する面白さを味わえるのは、ニュース面でこそ。
【地】
国内有数の研究者・研究施設を抱える東大。教育機関としての充実もさることながら、先端の研究を間近で見られることも東大の魅力。
東京大学新聞3面「学術面」では、キャンパス内外での綿密な取材を通し、東大の研究や東大を取り巻く社会事情などに深く切り込む。
各部署の研究室を訪ね、研究の雰囲気を伝える「研究室散歩」、今まさに最先端を行く研究を追いかける「東大最前線」、東大の先生の手による新刊を紹介する「著者に聞く」。学生ならではの清新な視点で、東大や学界の「いま」を分かりやすく伝える。
東大の先生の素顔を覗く「東大の窓」、激動する現代社会を鋭く分析する「論説空間」など、先生方の寄稿も数多く取り上げている。
「学術」と言えど、難しく考える必要はない。「自分が伝えたいことを、読者のために伝える」。その基本姿勢はいつだって変わらない。自分の趣味・興味をちょっと違う視点から眺めれば、そこにだって「学術」は潜んでいる。評論、原子力、タイムマシン、ベーグル......いずれも学術面で取り上げた企画のキーワードだ。
妥協を知らない人々が集まるだけに、会議は加熱しがち。誰もが企画に真剣だ。企画を作り上げていく過程をしっかりと共有しているからこそ、面員の強い絆も生まれる。
学術面へ、ようこそ。
【霧】
文化面の企画で特に重視されるのは学生性&時事性。面員には大学生としての日常の中で常にアンテナを張り巡らせておくことが求められます。「生協で東大みやげを売っていた」など、ほんの小さな「気づき」からも企画は生まれます。ただ興味に走るあまり、自分本位の記事になってしまってもいけない。あくまでも「学生が」「明日から」使える情報を提供することが大切です。
情報性を高めるには、多様な観点からの検証が不可欠。企画を立案する上でも他人の案に意見を言うためにも、私たちは自身の興味をさまざまな方面に向ける努力を怠りません。逆に言うと、文化面にいるというだけで興味の範囲が大きく広がるということです。
例えば東大のサークルを紹介する連載「サークルペロリ」。私は昨年折り紙サークルを取材しましたが、さすがはその道のプロ。サソリやドラゴンといった力作を前に、「たかが折り紙」とあなどっていた私は考えを改めざるを得ませんでした。他にも空きコマの有意義な過ごし方を提案する「ひとこまの世界」、教員御用達の店を取り上げる「東大教員に会える店」など盛りだくさんのコーナーの中で、自分の興味に沿った取材先を決められます。関心の低い分野でも行ってみましょう。私のように新たな発見があるはずです。
何といっても、企画を作る私たちが楽しくないと面白い紙面にはなりません。あまり難しく考えず、楽しんでお仕事ができる人を待ってます。気軽に来てね。
【L】